あなたのバイクにエンジンガードやスライダーはついていますか?
これらのアイテムは立ちごけや転倒時の損傷を最小限に抑えてくれます。
転倒は想像以上に損害を受けるため、部品交換なら数万円単位でお金がかかることも。
そうならないためにも、エンジンガードやスライダーはつけておきましょう。
エンジンガードとは
エンジンガードとはその名の通り、エンジンへダメージを与えないことを目的にしたパーツです。
車両の側面に張り出したパイプで、白バイや教習用のバイクについているので見たことがある人も多いのではないでしょうか。
交換修理で高額になりやすいエンジンを保護できるのが一番のメリットです。また、車体が完全に横にならないので引き起こしが楽になります。
エンジンガードは衝撃を受け止めるため、かなりの強度が必要で、必然的に大きく重くなってしまいます。
そのため、バイクの重量バランスを変えてしまい、見た目も大きく変わってしまうため取りつけに敬遠されているパーツです。
しかし、転倒時エンジンやボディにダメージを与えて高い修理費用を払うよりは、エンジンガードを取りつけたほうが賢明だと思います。
スライダーとは
スライダーとは樹脂やアルミ、カーボンファイバーなどで覆われた部品です。複数の場所に取りつけることができ、転倒のダメージを軽減します。
エンジンガードとは異なり様々なバイクに取り付け可能です。
主な装着箇所はフロントタイヤを固定しているアクスルシャフトの両端や、エンジンの下部、サイレンサーなどがあります。
スライダー自体は大きくないため、バイクの雰囲気を変えないこともメリットといえるでしょう。
転倒時、バイク本体ではなくスライダーを擦らせることでバイク本体へのダメージを軽減させるものです。
ただし、スライダー自体はダメージを吸収するわけではないので、多少バイク本体にダメージはあります。
装着時、バイク本体から突起する部分がでてきますが2cm以上飛び出していなければ法律的に問題なく、車検も通ります。
専門工具がなくても装着可能なものも多いため、自分で取りつけることも可能です。
特にフルカウルのバイクで転倒してしまうとカウルにキズや割れてしまう恐れがありますが、事前にエンジンガードやスライダーを取りつけることでリスクを軽減してくれます。
今回想定しているのは立ちごけや低速時の転倒ですが、よくあるシチュエーションなので参考にしていただければ幸いです。