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フリクションを減らすカスタム

フリクションを減らすカスタム

バイクのカスタムに終わりはない。あれこれパーツを組みかえるのは醍醐味のひとつ。しかし、今回はパーツではなくフリクションを減らすカスタムについて紹介したい。
フリクションとは摩擦のこと。ミッションやチェーン、エンジン内部など金属がつながっている場所には必ず摩擦が発生する。摩擦によってエネルギーロスが生まれるが、これをフリクションロスという。
フリクションロスがなくなれば、バイク本来の性能を発揮できることになる。パーツの動きがスムーズになり、レスポンスもよくなる。燃費アップにもつながるというわけだ。

スーパーゾイル

超高性能濃縮オイルとして支持されているのがスーパーゾイルだ。フリクションを大幅に低減させる効果があり、摩耗が進んだ古いエンジンにも効果がある。エンジン部品は肉眼ではツルツルしているように見えるが、顕微鏡で見るとでこぼこになっている。このでこぼこにより摩擦が発生するわけだ。スーパーゾイルは金属表面を滑らかにし、摩擦を減らす効果がある。摩擦を抑えることは、摩擦熱を減らすことでオイルの寿命が長くなる。さらに各パーツの摩耗速度も抑えられるので、エンジンの寿命を延ばせるわけだ。

静電気を除去するスムースドライブシステム

静電気はサスペンションの動きに影響を与える。この静電気を取り除くことで、サスペンションの動きが滑らかになるのだ。スムースドライブシステムは、静電気を取り除くボルトやナットの総称で、車種によって組み合わせて適切に静電気を除去していく。簡単に装着することができ、バイクを乗り換えてもサイズが合えば移設も可能。コストパフォーマンスに優れたアイテムといえるだろう。

簡単にフリクションを減らす方法

何といっても重要なのがチェーンのメンテナンス。どんなにいいチェーンでもメンテナンスしていなかったら、たちまち汚れでフリクションロスになる。スプロケットの摩耗もチェーンの汚れが原因のひとつ。しっかりとメンテナンスしよう。チェーンのメンテナンスとは汚れを落とし、注油することだ。

チェーンのメンテナンス手順

  1. バイクのセンタースタンドを立てて後輪を浮かせる
  2. 大まかなチェーンの汚れを水で落とす
  3. チェーンクリーナーを吹きかけて、チェーンブラシで磨いていく
  4. チェーンクリーナーの成分が残らないように水で洗う
  5. 水気をふき取ったら注油

まずはチェーンにくっついた汚れを落としていく。水で汚れを落とし、チェーンクリーナーでオイル汚れを落とす。なかなか落ちない場合は、チェーンクリーナーをつけ置きしておくといい。汚れが取れたら、水けをふき取って油をさしておくこと。