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ライディングスクールでスキルアップ

バイクのライディングスクールの種類

バイクのライディングスクールをご存じだろうか。
免許取得のための教習所ではなく、免許をすでに持っている人がライディング技術の向上を目指して参加するスクールのことだ。
免許取り立ての人はもちろん、何年もバイクに乗っているというベテランライダーまで機会があれば参加してみてほしい。

バイクのライディングスクールには、その特徴からいくつかの種類に分けられる。
まず、プロのライダーが実際に指導してくれるスクールに注目してみよう。
この種のスクールには、日常のライディングに必要な技術全般の底上げを狙うものと、スポーツ走行に特化したものがある。

前者は、公道でバイクを安全に運転するために必要な知識と技術を学べるのが特徴だ。
「こんなときはどうするのが最も安全なのか」など、シチュエーションごとに課題が出され、実際に走行しながら技量の向上を目指す。
初心者には特におすすめだ。

スポーツ走行に特化したスクールでは、クローズドのコースで競技のためのテクニックを教えてくれる。
バイクで自由に走れるクローズドコースは限られるため、地域によっては参加しにくいのが難点である。
だが、講師によっては全国を周っている人もいるので、興味と機会があればぜひ参加してみよう。

また、プロライダー主催のスクールだけでなく、警察や二輪車普及安全協会などの公的機関が開催するライディングスクールもある。
「交通安全講習会」などという名前で開催されているが、白バイ隊員や二輪車安全運転指導員らが講師となってデモ走行を見せてくれたりする。
要は、バイクの運転に必要な技術全般を学べるスクールと思ってよいだろう。

公的機関主催のスクールのよいところは、バイクやプロテクターを貸してもらえることだ。
もちろんバイクの運転に適した服装は必要だが、ヘルメットやグローブ、各部のプロテクターは貸してくれるところが多い。
講習会によっては貸出用バイクが用意されている場合もあるので、自分のバイクで参加するのに抵抗がある人にもおすすめだ。

大型バイクにとってのスキルの重要性

小型バイクであっても、慣れないうちは思ったように操ることは簡単ではない。
ましてや大型バイクでは、自分のおもいどおりに操れるようになるまでには、一定以上の知識と技術を身につけることが必須である。
ライディングスクールならそういう基本的なスキルを効率よく身につけることができるため、自己流のやり方のリスクを減らすためにも、一度参加してみてはいかがだろうか。

また、自分の限界を知る機会にもなる。
限界状況でアクセルやブレーキ、ハンドルなどの操作を自分がどの程度できるのかを知っておくことで、いざというときに安全な対応をしやすくなる。
限界を知っていれば無茶な運転をすることもなくなるだろう。
大型バイクに乗るなら、リスク削減のためにもぜひ参加しておきたい。