高速道路の運転
125cc超クラスから高速道路での運転が可能になる。高速道路の走行について解説しよう。
合流
料金所を通過すると高速道路の合流地点に入る。ほとんどの高速道路では左側が合流車線、右側が本選になっていて、80~100km/hまで加速し本線に車線変更し合流する。初めてだと加速が怖いかもしれないが、高速道路ではゆっくり走るほうが危険なので、しっかり加速しよう。合流のときは他の車両の流れをよく見ておくこと。
合流できたら前後の速度に合わせて、車線距離をとって走るようにしたい。
走行中
走行中は道路の真ん中を走ること。一般道路のように左に寄っていると同一車線上で追い抜こうとする車があり、とても危険だ。追い越し車線を使ってもらうように真ん中を走ろう。
そして、速度は一定を意識しよう。高速道路は80~100km/hが制限速度なのでこの範囲を保つように走りたい。基本的に5速か6速になるはずだ。
高速道路の注意点
車間距離はしっかりとろう。時速100km/hだと100mの車間距離を空けるのがいいとされている。
また、バスやトラックといった大型車両には近づかないようにしよう。大型車両の後ろにいると排ガスを直接浴びることになるし、何よりも視界が悪くなるからだ。大型車両の横は風圧が危険になるので、注意したい。
休憩はこまめに
高速道路では80~100km/hも出しているので、強い走行風を常に受けている。大丈夫と思っていても疲労は蓄積していくので、1時間ごとに休憩をとるようにしよう。
サービスエリアやパーキングエリアに入る際、急なハンドル操作やブレーキ操作をする車が多いので、気を緩めないように。
バイク用ETCの搭載することをおすすめしたい
料金所でいったん停車して、料金を払うのは非常に面倒。ETCなら自動で支払いが済むので、レベルに関係なく搭載をおすすめする。
高速道路で2人乗りできる条件
下記の条件をクリアすれば2人乗りが可能だ。
- 年齢が20歳以上
- 普通自動二輪もしくは大型自動二輪免許取得後の期間が通算して3年以上
高速道路での2人乗りが認められたのは2005年で、理由はアメリカから安定感のあるバイクで高速道路を走行できないのはおかしいと要請があったため。アメリカからの要請と聞くと思う人は多いだろうが、ライダーにとってはありがたい改定だ。
ただし、禁止のところもある。一部の首都高速道路や標識で禁止されている区間は、ライダーの安全を確保するため2人乗りの走行を禁止している。誤って侵入しないように注意したい。