前回サーキット走行会について紹介したが、実際に初めてサーキットで走行する場合、何が必要になるのかわからないという人も多いと思う。
そこで、今回はサーキット走行で必要なものを解説しよう。
サーキットに必要な装備とは
フルフェイスヘルメット
ツーリングと違い、オープンフェイスのヘルメットはNG。サーキットでは必ずフルフェイスヘルメットを用意しよう。フルフェイスヘルメットはMFJといった規格に通ったものが必要になる場合もある。参加する走行会によってルールが異なるので、チェックしておくといいだろう。走行中を動画に撮りたいという人もいると思うが、安全面を考えてNGとなる場合が多い。
レーシングスーツ
サーキット走行に必要なのがレーシングスーツ(革のつなぎ)だ。これはほとんどのサーキット走行で必要になるので、1着は持っておきたい。こまめにメンテナンスすれば長期間使える。いいレーシングスーツは人間の体にあわせて作られているので、予算内でできるだけいいものを選ぶといいだろう。
レーシンググローブ
革製のグローブで、手首までしっかり守ってくれる。操作性が考えられているので、とても扱いやすくなっている。サーキット以外の走行でも使えるので、持っておいて損はないはずだ。
レーシングブーツ
ふくらはぎの中間あたりまで保護する形になっている。バイク転倒時、足を挟まれる危険性や熱くなったエンジンやマフラーに触れる場合もあることを考えると、必須といえるだろう。
プロテクター
胸部や背中を守るプロテクターはとても重要な装備だ。レーシングスーツにもプロテクターが入っているものもあるので、必要に応じて揃えておこう。
養生テープ
これはライダーの装備ではなく、バイクのヘッドライトやミラーなどが割れた場合、飛散を防ぐために貼るものだ。ガムテープだと粘着力が強すぎてキレイに剥がれないので養生テープが使われている。
バイクの状態もチェックしておこう
サーキットを走行する前にバイクの状態もチェックしておきたい。サーキット走行でタイヤがグリップしてくれないのは大変危険だ。溝だけではなく経年劣化の具合も見ておこう。タイヤを指触ってみてツルツルしているようなら危険なので即交換を。また、オイルも交換しておきたい。サーキットだといつも以上に高回転で走行することになる。普段のオイルのままだとエンジンを痛める危険があるので、少しでもいいオイルを入れてあげよう。